8月31日夕方5時ころ京都から来た友人とJR町田駅で待ち合わせた。
駅前は広いペデストリアンデッキの広場は普段でもストリートミュージシャンや街頭演説などで賑やかだがその日は一段と騒がしく盛り上がっていた。
「右翼」日本第一党の桜井誠の都知事選立候補の立ち合い演説会に対して「左翼市民」が妨害する大騒ぎ、両派の間には警察官が…「左翼市民」向かって横一列ずらりと立っている。
桜井君とその仲間はせいぜい10人くらい。「左翼市民」諸君は数十人いや百人以上か?警官も桜井君たちより大勢。
で…絶対少数の桜井君たちはデッキの手すりに追い詰められ縮こまっている。
「左翼市民」は何台ものスピーカーで大音量の「ヘイトスピーチ」やハウリング音ギユーンキーイインとやっている。
桜井君の「ヘイトスピーチ」をかき消そうと必死だ。
「右翼のヘイトスピーチは許さない」というチラシを受け取る人はあまりいない。
「よく見てください。ヘイトスピーチは彼らです!これがリベラルと言われる人たちの正体です」桜井君
「町田に桜井誠の居場所はありません。町田に桜井誠の居場所はありません…」と左翼市民
京都の友人は「今時、珍しいなぁ」と笑いかけてきた。
「必死になって1人の口を封じるより、あんなに大勢いるのに、町田の各要所を手分けして堂々と自分たちの主張をしたらいいのに、ちっとも進歩しないなぁ」とCAME。
「あのとき、俺たちは大学事務局に行って抗議していたんだよ。自治会総会で執行部案に反対しただけで、キャンパスを引き釣り回され、吊し上げをされているの学友がいる。大学側は何故見て見ぬふりするのかって」
「お前たちみたいな大勢に守ってもらえたから、ケガもせず解放されたんだな」とCAME。
…知らなかった。創価学会の連中もそんな形で支援してくれていた。半世紀たって初めて知った。
学費値上げ反対闘争が突然、ちょっぴり値上げ幅を抑えただけで「闘争勝利!」と幕引きした。立命館大学の夜間は学費が年間4万円以下(多分3万6千円)だった。貧乏人でも学べる学校だ。他の大学を覗いてみたがそれに比べても教育レベルも結構充実していたと思う。理事会は突然学費を二倍にするという。学生は皆反対。学生自治会は盛大に我々をあおっておいて、ちょっぴり値下げしてもらい「闘争勝利!」と幕引きした。
CAMEは「勝利でなく敗北でしょ。現実を直視しないと未来は開けないよ。経営学部の学生なんだから学園を維持する負担額について、情報公開を要求して理事会と妥当な学費を一緒に計算するとか、出来たんじゃないの?」てな動議を提案した。
その回答は…お前は過激派の手先だ!暴力学生だ!
…キャンパス引き回し、吊し上げ、鉄パイプでヤラレルのかと覚悟した。
その時
CAMEはそんな奴じゃない!と集会に泣いて割り込んだゼミ仲間。
「可哀そう」と言った女子学生で場が白けたのか、吊し上げは終わった。
心配した知り合いは3か月間、長野県上田市の実家に匿ってくれた…
あれから50年、リベラルの皆さん、白髪が増えた以外進歩がない。
今回は右翼桜井が一枚上手のアッピール。